経堂 ~Nigoro 発掘品陳列室~

NIGOROの製作方法


全員離れた場所に住み、ネットを介しての連絡だけでゲームを製作しています。NIGOROでのネット上開発の仕組みを紹介しますので、各記事を読む ための前知識として一読していただけると、よりNIGORO経堂を活用していただけると思います。ネットでメンバーを募ってグループ製作したい人にとって も、ひとつのサンプルとして参考になるのではと思います。

企画段階
MSNやSkypeなどのチャットを利用して雑談をしたりした中から企画のネタが生まれることがあります。基本はそういったネタやリサーチからならむらが 企画をします。他のメンバーが企画書を提出することもあります。それらの企画内容を完成させ、企画書としてPDFでメンバーに配布します。その際に Flashで仮素材がライブラリにつまった素材用flaファイルと、ゲームのイメージを伝えるための動きをつけたサンプルflaも提出します。
わざわざ企画書を提出するのは、基本的にNIGORO用のSNSで文字のやり取りが多くなるので、文字だけでは伝わらない要素が多いとメンバーごとに企画 に対するイメージがちぐはぐになってしまい、製作が始まってからその違いが製作の妨げになることがあるからです。企画内容のイメージや基礎部分を共有する ため、企画書さえ見ればとりあえずの決定事項は確認できるために必要な工程です。
素材用のflaを用意するのは、プログラマが仮絵を用意する手間を省くことと、NIGOROでは企画者=グラフィック担当なので、仮絵といっても大きさや 構成など本番の仕様に近い形で素材を出来るので無駄な手間を省くことが出来ます。動きなどを説明するサンプルflaは、タイトル画面からゲーム画面に移る 演出、実際のキャラクターの動きなど、文字や言葉では伝えづらいものでも動きのサンプルがあればメンバー間でさほどブレがなく完成イメージを伝えることが 出来ます。

ベース開発

企画書をもとに、企画書に書かれているゲームの根幹部分をプログラマーが作成します。ステージ内容やバランスは置いておいて、まずはゲームのシステム部分 を確定させてしまおうというわけです。データ的な部分を早いうちから作成してしまうと、システムが変更になったときにデータ構成が変わってしまうと作業が 無駄になってしまいます。さらにFlashゲームのような小規模でシンプルなゲームを作る場合、ゲームの根っこのシステムが面白いかどうかが重要になりま す。そのため企画書に書いたシステムが本当に面白いのかどうかを早い段階で確認するためのベース製作です。
これが出来上がった段階でメンバーがチェックし、「操作が難しいよ」とか「なんか短調すぎるよ」といった「こうしたほうがいいんじゃない?」意見を出し切り、企画とシステムを見直します。ゲームが面白いかどうかを決める重要な工程ですね。

データ製作
ベースの修正案などをプログラマが取り込んでプログラムの完成を目指します。その間にグラフィックや音楽といった素材、ステージデータや敵キャラのパラメーターといったデータの作成も行います。
この段階での仕様変更は地獄を意味しますので、ここはベースチェックでの自分たちの間隔を信じて、ただひたすらに完成に向けて製作します。たいてい、絵や 音が乗っかってくると企画で意図していた面白さというあいまいなものが形として確認できるようになるので、「これは面白いよ」という確信が持てるようにな ります。持てなかった場合、最初から作り変えるとなると時間がもったいないので、現状のシステムからちょっとした修正で面白くなる方法を探って実装しま す。データ的な組み合わせで面白く出来たり、操作系をちょっと変えたりしたことがあります。

動作チェック
ゲームが完成すれば、メンバーでデバッグ作業に入ります。NIGOROではこの段階でテストプレイヤー集団の先遣調査隊にデバッグ依頼することもありま す。出来るだけ多くの人に触ってもらって問題点を洗い出し、すぐさま実装可能な修正を取り込みます。ゲームの難易度的なバランスや、インターフェイスの使 い勝手などにも反映させます。普段ゲームをやらない人に遊ばせて見たりすると、開発側がわかっているつもりで遊ぶ人には伝わりにくいルールなどもわかって きます。
「確かに問題だけども今さらそんな修正無理!」なものは、サイトの紹介ページでフォロー入れてしまえという逃げ道もあります。

公開!
一番楽しいときですね。感想や批判などいろいろチェックし、次の作品に活かします。
基本的にNIGORO専用のSNS内に企画ごとにトピックを作って、そこで製作状況や問題視的などの情報交換をしながら製作します。データもメン バーで共有するサーバを用意しています。文字でのやり取りが手間な時は、音声チャットを使って直接会話することもあります。ネット会議に役立つシステムや 環境が手軽に手に入るようになったので、ネットを介したゲーム製作というのもどんどんあたりまえの世界になっていくような気がします。

お勧めネット越しゲーム製作ツール・アプリ
Skype
Windowsメッセンジャーでもいいですが、SkypeだとMacメンバーが混ざっていても平気。音声チャットで本音をぶつけろ!

NOTA
ネット上で共有出来る会議用ボードみたいなツール。無料版もあります。お絵描き掲示板なんかとの違いは、書いたものが書類として残ること。それらの修正も可能。

タカミンお絵描きチャット
ただ単に絵を書いて相手に説明しただけならお絵描きチャットでも充分でしょう。

共有ディレクトリサービス
開発メンバー全員が共有出来るアップロード場所があった方が便利です。Windows上でネットワークドライブに割り当てられるサーバだとさらに便利。


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